こんばんは。サラリーマン兼投資家のイトさんです。
コロナショックが始まって約2カ月。
下落一辺倒だった株式相場も様相が変わりつつあるのは、チャートを見れば一目瞭然ですね。
コロナショックでマザーズ指数の下げは驚異的でしたね。
マザーズ指数はいつの間にか、約58%戻しており強い上昇を見せているところ。

個人投資家の逆襲
この記事のいうように、個人投資家の逆襲が始まった相場展開になっています。
日経平均株価は、日銀のETFで相場が作られている状況。
なぜなら日銀のETFは、3~4月だけですでに2兆2400億円程買い入れているからです。
とてつもない金額です。
日本経済は厳しい局面を迎えるなか、株だけが上昇するという歪な状況となっています。
投資主体別売買状況を見ると
2月14の週から3月19の週まで個人の驚異的な買入が見て取れます。
底値付近で株を購入した人も一定数いることが分かります。

私も3月13と17に個別株を購入、4月7日に売却し利益をとれています。
正直売るのは早すぎて、今持っていれば倍の利益になったんですが、そんなに上手くはいかないものです。


株の本気買はまだ先 指標に過熱感
株価は順調に上昇してきているものの、指標に過熱感が漂っています。
騰落レシオとVIX指数
騰落レシオ
「騰落レシオ」は、市場の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から、市場の過熱感を見る指標です。
いわゆる買われすぎ、売られすぎを見るためのテクニカル指標となっています。
騰落レシオは100%が中立の状態です。
100%を超えると値上がり銘柄数が多い状態を意味し、120%以上になると過熱気味とされ、
70%以下は値下がり銘柄数が多い状態を意味し、底値ゾーンといわれるのが一般的です。
70~100の間は通常時、一般的には120以上が過熱感と言われます。
日経平均の上昇と共に、騰落レシオも上昇し現在106.15ポイント。
3月16日に40.12だった騰落レシオが約1カ月足らずで、60ポイントも上昇しているという異常事態。
やはり違和感があります。

恐怖指数
「恐怖指数VIX」とは、Volatility Indexの略で、シカゴオプション取引所がS&P500種指数のオプション取引の値動きをもとに算出・公表している指数です。
「日経VI指数」とは大阪証券取引所での日経平均の先物及びオプション取引のボラティリティから算出される指数です。
恐怖指数の日経平均版です。
「VIX指数・VI」が20以下にある場合は、市場参加者の心理が落ち着いた状態で、18以下では高値圏を意味します。
20を超えると市場参加の心理が不安定になり、25を超えると底値圏を意味します。
現在の日経VIは、39.44と依然と高い水準をキープしたまま。
また、下のチャートを見ると、VIX指数・日経VIともに上向きなってきています。
今後の下落に要注意といえます。

今後の見通し
これから、2番底、3番底を付ける可能性はまだ残っていものの、初期のショック安は一段落したて見ています。
これから、経済への悪影響がデータとして出てくると思いますが、コロナショックの暴落でわかるように、相場は実体経済の数字よりも先に動くものです。
ですから、相場で底や天井をとるのは難しいのです。

今後の下げ余地として
浅ければ①18,000円前後
深ければ②16,500円前後
と考えれば、それほど深くないと言えます。
今は、過熱感もでてきとり、上値も抑えられており、もうすぐゴールデンウイークという大型の休みが控えています。
するすると上昇していくとは考えにくいです。
次に株価がある程度下落した時が本気買の絶好のタイミングであると考えています。
あくまで私がお勧めする投資法は、積立投資です。
なぜなら我々個人投資家には、時間が最強の味方になってくれるからです。
積立投資を考えているのであれば、今すぐに始めるべきです。
指標一覧 2020年4月16日(木曜)
指標一覧 日本市場
東証一部出来高 12億9859万株
東証一部売買代金(概算) 2兆2102億円
東証REIT指数 1,551.74(+12.42)
豪ドル/円(16:10) 67.85

指標一覧 米市場


重要指標その他 毎日確認するべき
先物手口
モルガンスタンレー、クレディ・スイス、JPモルガン、ゴールドマンサックスの
日経先物とTPOIXの手口の買いと売りの差し引き枚数を掲載していきます。
日経先物6月限
「ゴールドマンサックス」は2010枚、「モルガンスタンレー」は396枚の買い越しとなりました。
「JPモルガン」は582枚、「クレディ・スイス」は62枚の売り越しとなりました。
TPOIX6月限
「クレディ・スイス」は883枚、「ゴールドマンサックス」は672枚の買い越しとなりました。
「JPモルガン」は2945枚、「モルガンスタンレー」は909は枚の売り越しとなりました。
海外勢は次の仕掛けの前触れのような静けさを感じる。
先物手口を見て、海外勢が売り・買いなのかしっかりと見て、同じ戦略を真似て、個人投資家の皆様は海外勢の餌にならないようにしましょう。
日経VI
日経VI:36.26から39.44へと上昇。
VIは通常20を超えると投資家の不安心理が強い状態といわれており、現在は異例の水準に達しています。

騰落レシオ
騰落レシオ:97.08から106.15へと上昇。
値上がり銘柄数:1587 値下がり銘柄数:534

新高値・新安値
新高値銘柄数:50 新安値銘柄数:7

↓ポチっとワンクリック よろしくお願いします
[…] 個人投資家の逆襲で過熱感漂う相場 株の本気買はまだ先の理由 […]