こんばんは。サラリーマン兼投資家のイトさんです。
新型コロナウイルスの感染拡大の勢いが増し、株価の下落が止まらない負の連鎖が続いています。
更に追い打ちをかけるように、原油価格が暴落中です。

原油価格暴落
石油輸出機構「OPEC」の盟主サウジアラビアが主導した減産の強化に、非加盟の主要産油国ロシアが拒絶し、「OPECプラス」の価格の協調体制が崩壊。サウジアラビアが増産したことで原油価格の暴落を招き、新型コロナに輪をかけて株価急落を加速させてきました。
ロシアとの協調から対抗へと舵を切ったサウジアラビア
ロシアの主要輸出先でもある欧州向けの原油価格を前月よりも8ドル引き下げました。これにより、原油産出国も価格を引き下げるを得ず、原油価格の暴落に拍車がかかっています。
米国のシェールオイル開発の損益分岐点は1バレル40ドル前後と言われており、原油価格の暴落でキャッシュフローが減り企業の信用リスクが危ぶまれ、厳しい状況いに追い込まれています。
現状をみれば、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、世界規模で人の移動やイベントの開催が制限され、商業施設などの一時閉鎖も相次ぎ、石油の価格も下がっても消費は抑えられるという悪循環になっています。
原油価格の暴落はロシアや米国、サウジアラビアも痛手ですが、最も財政や経済の耐久力が弱いのはサウジアラビアなわけです。
ですから、サウジアラビアが引き金を引いた価格戦争とシャア争いの消耗戦はそう長くは続かないと見ています。原油価格が安定するまでは、株安の連鎖は続くとのではないでしょうか。
個人の現預金1000兆円超え
日銀が18日に発表した資金循環統計によると、2019年12月末の家計の金融資産残高は前年比3.3%増の1903兆円で、過去最高。株価上昇で保有株式や投資信託の評価額が増加し、消費増税後に節約志向が強まったことで現預金が初めて1千兆円を超えました。
武漢コロナショックで株価や投資信託の評価額は大幅に減少していることは明らかで、財布の紐が堅くなり更に現預金が増えそうですね。
政府は、消費を増やそうと躍起になっていますが、消費税増税がそれを妨げていることを認識すべきでしょう。
ただでさえ、新型コロナ感染拡大のなか、経済活動が自粛ムードで消費が落ちているため、財政出動、消費税減税は必須のはず。
しかし、
そう。
「何をか言わんや」です。
2020年3月18日(水曜) 指標一覧
東証一部出来高 27億1881万株
東証一部売買代金(概算) 4兆1106億円
東証REIT指数 1,405.69(-124.74)
豪ドル/円(16:10) 64.12


米指標一覧


毎日確認するべき その他 重要指標
先物手口
モルガンスタンレー、クレディ・スイス、JPモルガン、ゴールドマンサックスの
日経先物とTPOIXの買い越し、売り越しを掲載していきます。
日経先物3月限
「ゴールドマンサックス」は4128枚、「JPモルガン」は3219枚の大量の買い越しとなりました。
「クレディ・スイス」は1577枚、「モルガンスタンレー」は3945枚、大量な売り越しとなりました。
TPOIX3月限
「ゴールドマンサックス」は1622枚、「クレディ・スイス」は86枚、の大量の買い越しとなりました。
「モルガンスタンレー」は1536枚、「JPモルガン」は、1875枚の売り越しとなりました。
先物手口を見て、海外勢が売り・買いなのかしっかりと見て、同じ戦略を真似て、個人投資家の皆様は海外勢の餌にならないようにしましょう。
日経VI
日経VI:56.63から56.12へと下落。
騰落レシオ
騰落レシオ:44.65から45.58へと微増。
値上がり銘柄数:835 値下がり銘柄数:1298
新高値・新安値
新高値銘柄数:0 新安値銘柄数:127
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