こんばんは。サラリーマン兼投資家のイトさんです。
日経新聞の報道によると、野村証券の西川昌宏チーフ財政アナリストが試算したところ、
20年1~3月の運用実績は18兆円の赤字と発表しています。
まあ、確かにこれだけ下げたのだから赤字になるのは仕方がないでしょう。
この様な報道をみて世間では、
株になんか投資してんじゃね~。さっさと換金しろ。ポートフォリオを見直せ。
と批判が出ているようです。
批判する前に現状をしっかり認識してから発言しべきですよね。
GPIFの19年4~12月は9兆4241億円の収益をあげています。
1~3月期で18兆円の損失で、19年度の運用実績は8兆6000億円程度の赤字となっています。
通年で運用損益が赤字になるのは4年振りで。
今回の8兆6000憶円の損失を差し引いても、
運用開始から67兆円もの含み益があること皆さんはご存知でしょうか。
GPIFとは、どんな組織なのか基本的なことから見ていきましょう。
GPIFはどんな組織化 何をしているのか
GPIFとは
GPIFとは、日本の公的年金を運用している世界最大の年金運用機関です。

運用金額が大きいため、通称『クジラ』と呼ばれています。
将来の現役世代の保険料負担が重くなりすぎないように、目標利回りに基づいて運用されています。
現役世代が納めた年金保険料のうち、年金の支払いなどにあてられなかったものが、
将来の世代のために積み立てられます。
年金財源の全体のうち、積立金から賄われるのは1割となっています。

GPIFの運用方法は
長期での投資をおこなう
株式や債券の運用によって得られる収益は、今回のように短期間ではプラスやマイナスに大きく振れる可能性がありすよね。
GPIFにようる年金積立金の運用は、株式や債券などの資産を長期的にわたって持ち続ける「長期の運用」によって、
安定的な収益を得ることを目指して運用されています。
分散投資
GPIFは、リスクを少なくするために分散投資を行っています。
様々の条件が設けられているため、現在では下記のようになっています。
個人投資家も参考にするべきポートフォリオと言えます。

現在、日銀のマイナス金利政策によって日本の国際利回りが低下しているため、GPIFは3月31日に比率を変更しています。
外国債券の比率を15%から25%に引き上げ、国内債券は35%から25%に減らしています。
運用資産に占める外国債券は40%から50%に増やした形になっています。

本来ならば外国株式の割合を増やしたいところでしょう。
株式はリスクが高いと批判されるため、この程度比率に抑えたと思われます。
GPIFのこれまでの運用成績
2001年から運用を開始しているGPIF
2019年の第三四半期時点では、運用資産額は168兆9,987憶円、含み益はプラス75兆2,449億円となっています。
コロナショックの大暴落によって、2019年第四四半期の1~3月期で18兆円の損失でも約60兆円ほどの含み益がある計算になります。
そう、短期的に損失はでたものの、トータルではしっかりと利益がでているという事実。
長期投資での年平均収益率は良くて3%~5%と言われるなか、
2019年第三四半期までは年率3.23%を達成しているので優秀と言えます。


ETFやGPIFを運用している人たちは、めちゃめちゃ優秀で頭のいい方々ばかりです。
我々一般人がとやかく言う必要はないでしょう。
今まで購入してきた株式や債券を売るタイミングは、政府が決めること。
運用事態は安心して見守るべきと言えます。
マスコミは大きく損失が出た時には大々的に報道をしますが、利益がでているときは全くしていないのです。
数字をとることに必死なマスコミの一時的な報道に惑わされるのは、いい鴨にされてしましますよ。
やはり長期投資は有効と言え、周りの情報に影響されることなくコツコツ・淡々と積立投資を継続することがベストではないでしょうか。
2020年4月3日(金曜) 指標一覧
日本市場一覧
東証一部出来高 14億9911万株
東証一部売買代金(概算) 2兆3669億円
東証REIT指数 1,436.37(-29.84)
豪ドル/円(16:10) 65.46


米市場一覧


毎日確認するべき その他 重要指標
先物手口
モルガンスタンレー、クレディ・スイス、JPモルガン、ゴールドマンサックスの
日経先物とTPOIXの買い越し、売り越しを掲載していきます。
日経先物3月限
「モルガンスタンレー」は1587枚、「JPモルガン」は1459枚の買い越しとなりました。
「クレディ・スイス」は240枚、「ゴールドマンサックス」は2010枚の大量な売り越しとなりました。
TPOIX3月限
「モルガンスタンレー」は1185枚の買い越しとなりました。
「ゴールドマンサックス」は733枚、「クレディ・スイス」は518枚、「JPモルガン」は1290枚の売り越しとなりました。
先物手口を見て、海外勢が売り・買いなのかしっかりと見て、同じ戦略を真似て、個人投資家の皆様は海外勢の餌にならないようにしましょう。
日経VI
日経VI:47.78から45.97へと下落。
VIは通常20を超えると投資家の不安心理が強い状態といわれており、現在は異例の水準に達しています。
騰落レシオ
騰落レシオ:64.45から66.49へと上昇。
値上がり銘柄数:467 値下がり銘柄数:1653
新高値・新安値
新高値銘柄数:4 新安値銘柄数:167
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